2018年01月20日

テレビレビュー『電気グルーヴのYouTube Music TV』電気が語るダンスミュージックの歴史とおもしろトーク

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‘13年公開(※テレビ番組ではありません)
出演:電気グルーヴ
Web番組(YouTube(電気グルーヴOFFICIAL YOUTUBE CHANNEL))
https://youtu.be/ZMsEVaGvqeM?list=PL5aEqQ40RTYDj6CXFQO-QMIigKAJYw4h6

‘13年からYouTubeで公開されている電気グルーヴによる音楽番組です。
毎回、テーマを絞って、石野卓球のオススメ動画を紹介しています。(全3回)
電気のファンなのに、この番組のことを知らず、
昨年、初めて視聴しました。

パソコンで観た場合、動画のリンク先に飛ぶことができ、
本番組とオススメの動画を同時に再生すると、
電気のトークを副音声のように楽しむことができます。

各回のテーマは、
第1弾「イタロディスコ&ルーツHi-NGR(ハイエナジー)」、
第2弾「アシッド・ハウス」
第3弾「オールド・スクール・ジャーマン・レイヴ」

と、かなりマニアックな内容になっていますが、
オススメされている作品はどれも魅力的なものばかりでした。

とにかく、石野卓球のダンスミュージックの知識量はすさまじく、
マジで語っているところはかなり興味深い内容でした。
一番衝撃的だったのはニュー・オーダーの『ブルー・マンデー』が
イタロディスコに影響を受けて作られた曲だったことですね。


まだ、ジョイ・ディヴィジョンとして活動していた頃に、
ボーカルのイアン・カーティスが自殺したことによって、
ニュー・オーダーが結成されたのは有名な話ですが、
その失意の中にあったメンバーを励ますために
マネージャーが渡したレコードの中に
Klein & MBOの『Dirty Talk』という曲があったんだそうです。
(↓Klein & MBO『Dirty Talk』
https://youtu.be/3_q3x9zdWVk?list=PL5aEqQ40RTYDj6CXFQO-QMIigKAJYw4h6

マネージャーがレコードを渡してから、そんなに時間が経たない内に
『Dirty Talk』のエッセンスを取り入れた
『ブルー・マンデー』が作られ、マネージャーも驚いたんだとか(^^;

もちろん、ナビゲーターは電気なので、しっかりお笑いの要素も入っています。
卓球が808ステイトのグラハム・マッセイと再会した時、
(グラハムは電気のメジャーデビューアルバムを
プロデュースする予定だったが、808ステイトが売れて忙しくなったため、
実現しなかったという経緯がある)
グラハムが「瀧、『あまちゃん』に出てるな」と言っていた
というホラ話とか、電気の若い頃の話とかもおもしろいです。

電気ファンはもちろんのこと、すべての音楽ファンにも観てほしい
最高におもしろい番組でした。ぜひ、続編もやってほしいです。
posted by いっき82 at 00:00| Comment(0) | テレビレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月17日

書籍レビュー『商業空間は何の夢を見たか 1960-2010年代の都市と建築』商業施設は遺跡と化した?

商業空間は何の夢を見たか  1960~2010年代の都市と建築 -
商業空間は何の夢を見たか 1960~2010年代の都市と建築 -

2016年発行
著者:三浦展、藤村龍至、南後由和
出版社:平凡社

『今、気になっていることベスト10(2018)』でも挙げましたが、
近年、気になっているものの中に「都市開発」「西武セゾン」があります。

「都市開発」に関しては、自分たちが暮らしている都市が
誰の手によって、どのようにして設計されたのかという興味ですね。

「西武セゾン」に関しては、私がこれまでに触れてきたもの、
興味を持って掘り下げた分野において、
そのあらゆる文脈で登場したのが「西武セゾン」だったので気になっているんです。
(音楽、ゲーム、コピーライティング、デザイン)

そんな私の二つの興味と見事に合致したのが本書で、
書店でたまたま本書を発見した時のワクワク感が忘れられません。

帯の解説を引用させていただくと、
商業ビルが都市と広場をつくった時代

60~70年代に生まれた
近代都市への疑念と
新しい街づくり志向、
80年代以降の郊外につくられた
「虚構」の空間、
そして、つねに模索されてきた
「日本的広場」……。
商業は何をつくれたか、
つくれなかったか。


本書では三人の著者が、 ‘60~’10年代の商業建築の歴史(東京とその周辺が中心)を通して、
商業空間の意味、そして、これからについて考察しています。


第1章~終章までの4章立てで、その内容は以下のようになっています。
第1章「システムに対する反抗」
第2章「商業施設に埋蔵された「日本的広場」の行方」
第3章「八〇年代 埼玉という場所」
終章「商業空間と都市・郊外のこれから」


第1章の副題は「商業施設にとっての70年代あるいはパルコ前史」。
パルコのマーケティング情報誌『アクロス』の編集長を務めた経歴を持つ、
評論家・三浦展(‘58年生まれ)が、 ‘60年代末の新宿駅西口フォーク集会~
‘70年代の渋谷を中心とする商業施設(渋谷パルコ、東急ハンズ)を回想しています。

(第1章の章末には、FROM1st(ファッションビル)、東急ハンズなどの
総合プロデュースを手掛けた浜野安宏のインタビュー記事を掲載)

第2章の副題は「新宿西口地下広場から渋谷スクランブル交差点まで」。
建築家・藤村龍至(‘76年生まれ)が、新宿西口地下広場、大阪万博(’70)、
万博以降に急増した全国のショッピングセンター、
(くずはモール(大阪府)、新宿三井ビル・55プラザ)
渋谷パルコ、渋谷スクランブル交差点を通して、
日本的「広場」の意義を考察しています。

(第2章の章末には、法政大学デザイン工学部教授・陣内秀信の
インタビュー記事を掲載)

第3章の副題は「「コンセプトの時代」の一断面」。
明治大学情報コミュニケーション学部准教授・南後由和(‘79年生まれ)が、
‘80年代の埼玉(ニュータウン、新所沢パルコ)を中心に、
つかしん(兵庫県尼崎のショッピングセンター)、
堤清二、西武グループを通して、都市開発と商業空間の関係について考察しています。


終章「商業空間と都市・郊外のこれから」は、各執筆者による座談会です。

本書の内容を簡単にまとめると、上記のようになるんですが、
とにかく話題が幅広過ぎて、こんなに短いレビュー記事では
感想を一つにまとめることができません。
(いずれ、個別に記事にしていくかもしれません)

門外漢の私にとっては、理解するのがなかなか難しいところもありましたが、
知らなかったことがたくさん書いてあり、非常にエキサイティングな内容でした。

特に、近年、私が興味を持っている都市開発と商業施設の関係について
言及した部分については、「そういうことなのか!」
と思わず納得してしまうところが多く、
今後も折に触れて何度も読み返すことになりそうな本です。
(結局、この記事、感想をあまり書けていませんね(^^;
今後、改めて記事ごとの感想を述べていきたいと思います)
posted by いっき82 at 00:00| Comment(0) | 書籍レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月14日

1/15(月)~1/21(日)の予告

今週も忙しく、2つしか記事が書けませんでした。
もっとガシガシ書いていきたいのですが、残念ですm(__)m

~今週の更新予定~
1/17(水)書籍レビュー『商業空間は何の夢を見たか 1960-2010年代の都市と建築』
1/20(土)テレビレビュー『電気グルーヴのYouTube Music TV』
posted by いっき82 at 18:18| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする